あれから1年、そしてこれから
1 あれから
我が愛しのバンドMARIAが正式に解散してから、はや一年が過ぎてしまった。わずか一年前のあの頃がはるか昔のことのように感じられるのは、やはり先月の震災の影響が大きいのだろう。たとえ地震の被害を直接受けなくとも、メディアなどで繰り返し映し出される被災地の光景は否応なく我々の認識を揺るがし、その枠組を根底から変容させることとなった。
その結果、我々は同じ物事に対しても以前とは異なる認識を覚えるようになり、またその新しい認識の下で周囲に働きかけることで、日々の生活が更新されていくことになる。わずか一年前のことがセピア色をした遠い過去のように感じられるのも、筆者の認識枠組が以前とは大きく変わってしまったことの証なのだろう。
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