MARIA (Page 18)

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あれから1年、そしてこれから

1 あれから

 我が愛しのバンドMARIAが正式に解散してから、はや一年が過ぎてしまった。わずか一年前のあの頃がはるか昔のことのように感じられるのは、やはり先月の震災の影響が大きいのだろう。たとえ地震の被害を直接受けなくとも、メディアなどで繰り返し映し出される被災地の光景は否応なく我々の認識を揺るがし、その枠組を根底から変容させることとなった。

 その結果、我々は同じ物事に対しても以前とは異なる認識を覚えるようになり、またその新しい認識の下で周囲に働きかけることで、日々の生活が更新されていくことになる。わずか一年前のことがセピア色をした遠い過去のように感じられるのも、筆者の認識枠組が以前とは大きく変わってしまったことの証なのだろう。

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『MARIA BOX』雑感(6) 気配りのドラマー、TATTSU

1 ドラマーとしての進化

1・1 ドラミングの変化?

 このブログでは何度も触れているように、筆者が初めて行ったMARIAのライブは、2007年夏ツアーの大阪公演である(詳細はこちらのレビューを参照)。その時もっとも印象に残ったことの一つが、TATTSUのパワフルなドラミング。お腹にズシズシと響いてくるバスドラのキック音、耳に突き刺さるようなスネアやシンバルのヒッティング音に、ただただ圧倒されたことを覚えている。この年のツアーの模様を収録したライブDVD(MARIA LIVE TOUR WE ARE MARIA 2007~YOU GO!!~)は、ドラムサウンドが前面に出る独特のミキシングが施されているのだが、実際に会場で耳にしたドラム音はこれよりもさらに強烈な感じだった。

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『MARIA BOX』雑感(5)れいなの役割についての一考察

1 KP(キーボード&パフォーマンス)という重責

1・1 パフォーマンスの輝き

 ラストライブ(当日)のレビューで筆者は、「れいなのパフォーマンスも、「Image」でのスキャット以外はあまり目立たなかった気がする…」と書いた。しかし今回、ディスク5を視聴し直してみて、彼女に対する筆者の印象は大きく覆ることになった。

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『MARIA BOX』雑感(4)舞衣子・愛華・あゆか・SACCHINについての覚書

 筆者は4月3日のラストライブに実際に参加していたわけだが、その時の印象(これについては、こちらのレビューなどを参照)とディスク5を視聴してみての印象との間に、それほど大きな差は感じられなかった(注)。ただ、MARIAのパフォーマンス面に関して、認識を新たにした点や思いを深めた点などはいくつかある。以下、それらの点について細かく検討していくことにしたい。

 (注)当日の印象と大きく異なっていた唯一の点は、2人のヴォーカル。現場ではけっこう音がズレている(声が上ずっている)ように聞こえたのだが、DVDで視聴する限りでは2人の音程はさほど外れてはいなかった。音ズレに酔ってしまった「眠れない三日月」についても(詳細はこちらの記事を参照)、DVDを聞く限りでは全く問題はなく、むしろベスト・パフォーマンスの一つであることが判明した。
 この点については先のレビューでもチラッと触れたとおり、会場の音響の方に問題があった(反響が良すぎて、僅かな音のズレが筆者の立ち位置では増幅されて聞こえてしまった)のかもしれない。まあ真相は不明だが(笑)、いずれにせよ今回DVDを視聴することで、二人の歌唱力の評価は(筆者の中では)上方修正されることとなった。一回の現場の印象だけでアーティストのパフォーマンスを判断してはいけない。そう思い知らされた次第である。

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