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2011年11月22日 (火)

『親指シフト導入記』目次一覧

 前回のラストで「次回いつ更新するか分からない」と書いておきながら、さっそくの更新です(笑)。とはいっても、前回までの「親指シフト導入記」の補足記事ですが。

 このシリーズはできれば最初から順番に読んでいっていただきたいのですが、基本的には1回1回が独立したテーマを扱っていますので、関心のある回だけを読んでもじゅうぶん理解できる内容にはなっていると思います。

 ただ、ココログには(他のブログではお馴染みの)「記事一覧」という機能がついていないため、「どの記事でどのテーマが扱われているのか」がなかなか把握しにくい。

 そこで、シリーズ全体の構成が一目で分かるよう、導入記の目次を新たに作成することにしました。各記事のタイトルとそこに含まれる章にリンクを張ってありますので、関心のあるページや章に即、移行することができます。(注)

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2011年11月20日 (日)

おわりに&あとがき(親指シフト導入記27)

おわりに

 さて、26回に渡って連載してきた「親指シフト導入記」であるが、今回の記事をもって、とりあえず一区切りをつけさせていただくことにしたい。このテーマについて筆者の言いたかったことは、前回までの記事でほぼ書き尽くした感があるからだ。

 思えば最初の草稿を書き始めたのが8月上旬(汗)のことだったから、全ての記事を完成させるまでに3ヶ月近くも要したことになる。

 まあ、これにはちゃんとした理由がある。筆者自身がこの間、親指シフトの初心者から中級ユーザー(もどき)へと急激な変容を遂げており、こうした立場の変化に応じて、書きたい内容やテーマも(当初の見通しを越えて)大きく拡がることとなってしまったからだ。(注)

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2011年11月19日 (土)

NICOLAの普及へ向けての一試論(下)(親指シフト導入記26)

2 キーボードのレンタル・サービス

2・1 専用キーボードの敷居の高さ

 親指シフト普及の大きな障害の一つが、「専用キーボードの高価さ」にあることは周知の事実である。据え置き型のFMV-KB232が約3万円、携帯型のサムタッチでも1万5000円というのは、この不景気なご時世にはやはり敷居が高い。

 まあ富士通サイドとしては、採算が取れるギリギリのラインで価格設定をしているのだろう。しかしその採算にしても、けっして多いとはいえない親指シフターの過度な負担に支えられていることは、忘れられるべきではない。(注)

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2011年11月18日 (金)

NICOLAの普及へ向けての一試論(上)(親指シフト導入記25)

0 はじめに

 前回の記事のラストで筆者は、「本質的に良いものは残っていくだろう」という趣旨のことを書いた。NICOLA(とそれにまつわるソフトやハード)もそのような文化=作品の一つだと、個人的には確信している。

 しかし同時に、どんなに優れた文化であっても、その担い手がいなくなれば容易に衰退し滅んでしまうということも、紛うことなき事実だったりする。人々の生活から切り離された文化(たとえば、博物館の展示品など)は、「生きた文化」としては既にその使命を終えてしまっているのだ。(注)

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2011年11月17日 (木)

完成度の高さとその逆説(親指シフト導入記24)

1 アナログな使用感

1・1 指が成長する?

 親指シフト入力の快適さについて、「指がしゃべるような感覚」と評した人がいる(こちらの語録を参照)。

 筆者の場合、まだその境地にまでは達していないが、NICOLAで文書を作成する経験を積むにつれて、キーを打つ指(手)が次第に成長していくような不思議な感覚に捕らわれることはあった。

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2011年11月16日 (水)

NICOLAが知的生産に及ぼす影響について(下)(親指シフト導入記23)

3 変換スタイルが文章の生成に及ぼす影響

 前回の記事で触れた「文章の饒舌化」には、実はもう一つ別のテーマも絡んでいる。「IMEの変換スタイルと文章生成の関連性」というテーマがそれだ。

 以下、この問題について詳細に検討することとしよう。

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2011年11月15日 (火)

NICOLAが知的生産に及ぼす影響について(上)(親指シフト導入記22)

1 縦書きとの相性は?

1・1 きっかけ

 もともと筆者が親指シフトを導入しようと思ったきっかけは、縦書きモードでのローマ字入力に違和感を覚えたことであった。詳細はこちらの記事に当たっていただきたいが、要はこういうことである;

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2011年11月14日 (月)

自宅外でNICOLAを運用するには(下)(親指シフト導入記21)

5 既存の入力スタイルとの共存について

 さて、ネットワークの制限事項などによってエミュレータも利用できないとなると、あとは既存の入力スタイル(ローマ字入力、あるいは、JISかな入力)で文書を作成するしかない、ということになる。

 こうした状況にどう対処すべきなのだろうか?

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2011年11月13日 (日)

自宅外でNICOLAを運用するには(中)(親指シフト導入記20)

4 他のIMEをJapanist化する(ATOKの場合)

 これもしつこく繰り返していることだが(笑)、NICOLAはJapanistと共に運用しなければその効果が半減する。しかし、このIMEをサーバ型のパソコンに導入することは、(経費の面からもユーザー数の点からいっても)まず難しいだろう。

 もちろん、上司や管理者を説得するのも選択肢の一つだが、あまりゴネると職場で浮いてしまいかねないので(笑)、交渉がうまくいかなかった場合は別の方策を講じた方がよさそうだ。

 ここでは、(会社などのパソコンにインストールされている可能性の高い)ATOKの操作性をJapanistのそれに近づける方法について、簡単にまとめておくことにする。(注)

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2011年11月12日 (土)

自宅外でNICOLAを運用するには(上)(親指シフト導入記19)

1 3つの適応類型

 NICOLAをマスターしたユーザーが頭を悩ませる最大の問題は、職場などのパソコンでどう親指シフトを運用していくか、ということである。これについては、以下の3つの適応類型が考えられるだろう。

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2011年11月11日 (金)

英文/外來語入力への対処法(親指シフト導入記18)

 NICOLAの弱点については既に様々な人が様々な指摘をしているが、筆者自身が特に問題だと感じているのは、英文(正確には半角スペース)と外來語(特に小さいア行を含んだ文字列)の入力がしにくい点である。

 今回の記事では、これらの問題に対する筆者自身の対処法について紹介することにする。かなり原始的な?方法なので、どうか笑ってやってください。

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2011年11月10日 (木)

習熟過程についての理論的考察(親指シフト導入記17)

 前回まではNICOLAを習得するための具体的な方法や手順についてあれこれ検討してきた。今回はより抽象的・理論的な視点から、親指シフト(及びローマ字入力)の習得過程について考察することを試みたい。

 この考察が、親指シフト(NICOLA)に対する初心者や未学者の忌避感(敷居が高いなという印象)を少しでも和らげることに繋がってくれたらいいのだが…

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2011年11月 9日 (水)

NICOLAの習得手順~熟達化について~(親指シフト導入記16)

4 タイプ練習(続き)~親指シフトキーボード入門~

 垂直方向(五十音)の入力練習が済んだら、今度は水平方向のタイプ練習に移ることにしよう。

 なお、以下の練習段階に入っても、五十音の入力練習(「あいうえお/おえういあ/ういえあお/えうおいあ」から「(小さな)ゃゅょ/ょゅゃ/ゅゃょ/ょゃゅ」まで)は継続すること(セット数は1回で構わない)

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2011年11月 8日 (火)

NICOLAの習得手順~五十音の練習~(親指シフト導入記15)

1 前置き

1・1 反復練習のススメ
・タイピング・ソフト?

 近年はゲーム感覚でキー配列をマスターできる(とされる)タイピング・ソフトも出廻っているようだが、筆者自身は(古い人間のせいか)あまりこの手のソフトに信を置いていない。

 漢字の書き取りと同様、結局は反復練習して身体に刻み込ませるのが、タイピングをマスターする最短の道であるように思うからである。(注)

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2011年11月 7日 (月)

NICOLAの習得手順~準備篇~(親指シフト導入記14)

 今回から3回にわたって、NICOLAを習得するための具体的な練習方法について考察していきたいと思う。

 ただ前回の記事でも触れたように、ちゃんとした装置を使って正しい順番で課題をクリアしていかないと、途中で挫折したり習得が遅れたりする可能性が高い。

 これから親指シフトをマスターしようと思っている方はぜひ、以下のような手順と方法を参考にして学習を進めていっていただきたく思う。(注)

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2011年11月 6日 (日)

Japanistについての暫定的な結論(親指シフト導入記13)

1 NICOLAとJapanistの最強タッグ

 もともとATOKユーザーだった筆者がJapanistを試してみる気になったのは、「Japanistを使わないと親指シフトのメリットは半減する」という2chの書き込みにインスパイアーされてのことであった(詳細はこちらを参照)

 当時、NICOLAの効果に幻滅しかけていたこともあり、いわば藁にすがるような想いでJapanistの導入に踏み切ったわけだが、使い始めてから一月あまり経過した現在、あの書き込みが真実であったことを身をもって実感している。

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2011年11月 5日 (土)

Japanistのリンク集とやまぶきRとの併用について(親指シフト導入記12)

1 一時的英数モードをかな入力でも可能にする方法

 前回の記事のラストで、「Shiftキーによる一時的英数モードを、かな入力でも可能にしてほしい」という要望を出した。

 その後、やまぶきRとJapanistを併用することで、この要望が(ある程度は)満たされることが分かったので、以下、その手順について紹介することにする。(注)

 (注)なお、キーボードはFMV-KB232の使用を前提としている。別のキーボードを使用している場合は、設定が異なってくる可能性があるので、要注意のこと。

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2011年11月 4日 (金)

Japanistへの要望(親指シフト導入記11)

 現在のJapanistの使い心地について、筆者は基本的には満足している。しかし使い込むにつれて、操作上の課題や改善を望みたい箇所もいくつか出てきた。

 そこで以下では、これらの点について個別に検討していきたいと思う。次期ヴァージョンアップ(いつのことになるのやら(苦笑))の参考にしていただければ幸いである。(注)

 (注)ただし、以下に挙げるのはあくまでも筆者自身の経験から導き出された私的な要望であって、多くのユーザーが言及している「64bit化」や「辞書の更新」といった要望については触れられていないことを、あらかじめお断りしておく。

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2011年11月 3日 (木)

Japanistの操作性のツボ(下)(親指シフト導入記10)

4 入力予測というキラー・ツール

4・1 入力予測の効用
・打鍵数の大幅な節約

 (以前も触れたように)Japanistには強力な「入力予測機能」がついていて、過去に入力した文字列を学習し、その後同じ読みが入力されると、以前学習した文字列の中から該当しそうな候補を列挙してくれる。

 つまり、冒頭の1~2文字を入力して、表示される入力予測候補の中から適切なものを選択すれば、全ての読みを入力せずとも、次の語句の入力へと移行できるわけである(もちろん確定操作は必要ない)

 これによって打鍵数の大幅な節約が可能となるわけだ。

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2011年11月 2日 (水)

Japanistの操作性のツボ(上)(親指シフト導入記9)

 Japanistは、ワープロ專用機OASYSの操作性を色濃く引き継いでいることに特徴がある(とされている)。しかし若い人の中には、ワープロ專用機の存在自体を知らないという人も少なくないだろう。

 そこで以下では、筆者自身が重要と考える操作上のポイントについていくつか列挙し、個別に説明を加えていきたいと思う。

 Japanistの操作性に慣れるための一助にしていただければ幸いである。

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2011年11月 1日 (火)

ユーザー辞書をJapanistにインポートする方法(親指シフト導入記8)

 Japanistは入力予測機能(注)が強力であるため、単語登録にはあまり神経質にならなくてもいいと、ベテラン・ユーザーはよく言う。

 (注)一度入力した文字列を学習しておいて、後で同じ読みを入力すると、過去に学習した文字列の中から該当しそうな候補をその都度、列挙してくれる機能のこと。

 しかし、別のIMEからJapanistへ移行したばかりのユーザーは、以前登録した読みですんなり変換できないと、やはりストレスを感じることだろう。

 そこで、ここではATOKのユーザー辞書をJapanistにインポートする手順について、筆者なりにまとめておこうと思う。

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