ZONEと私(1)―イントロダクション―
はじめに
ブログを開設してから2番目の記事に、その人にとってもっとも思い入れのあるテーマが記載される可能性が高い。これは検証された事実などではなく、あくまで私が思いついた仮説である。
経験した人は分かると思うが(そしていま私は身をもってそれを実感しているわけだが)、ブログを開設して最初のうちは見映えの方が気になってしまい、記事を書くことよりも設定をいじることに時間とエネルギーが費されてしまう。
そしてなんとか体裁を整え、いざ記事を書こうとすると、今度は書きたいことが多すぎてまとまらず、疲れ果てて結局は自己紹介やブログの執筆方針などの短い記述でお茶を濁すこととなる。
私の最初の記事などが、その典型的な例だ(笑)
さて、上記の仮説が正しいとするなら、2番目のこの記事こそが私にとってさしあたりもっとも思い入れのあるテーマということになる。
それは「ZONE(ゾーン)」である。
1 ZONEとは?
もちろん、スポーツ選手がハイになるあの瞬間のことでもなければ、TRICK2(⇒仲間由紀恵の出世作。正確にはKが反転している)で佐野史郎演じるミラクル三井が絶叫していた決めゼリフ(「ゾーン!!」)のことでもない。
一昨年(2005年)の4月1日、惜しくも解散してしまった札幌出身の4人組のバンド(ル)のことである。
・一度は耳にしたことのある曲
ZONEの細かいデータについては、公式サイトやファンサイト・ウィキペディア などに詳しく掲載されているので、ここでは触れない。
ただ、彼女たちの代表曲「Secret Base ~君がくれたもの~」のイントロから最初の一節を耳にすれば、たいていの人は「ああ、聞いたことがある」と言うだろう。
なにしろ紅白歌合戦で2回も歌われている(2001年と2003年)から、この曲の浸透度はかなりのものだと思う。
・知っているけど知らない存在
もっとも歌い手であるZONE自身については、多くの人にとって「テレビで歌っているのを見たことがある」程度の存在にすぎないのではないか?かくいう私もそうだった。
もちろん「Secret Base」は聞いたことがあったし、マシューTVで彼女たちが大暴れしている場面(たしか冬のホラー特集をやっていた)を見て大笑いしたこともあったから、まったくZONEについて知らなかったわけではない。
解散についてはたしかに驚かされたし、ミュージック・ステーションで解散コンサートの模様が中継されたのを見て少し寂しい思いこそしたものの、アイドル・グループのよくある帰結くらいにしか思っていなかった。
昨年の9月までは。
(次号へ続く)
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